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2013/05/15

【インド/アーグラー】圧倒的な美しさを魅せるタージマハル

左右均整のとれたタージマハル。文句なしに美しい。


バラナシからアーグラーまで、列車で約13時間の移動。
列車は、「3A」といわれる「エアコン付き、3段寝台席」を予約した(2人で1560ルピー=約2800円)。

インドの列車は20車両以上連なっており、とにかく長い。
その中から自分たちの席がある車両を探すのであせってしまう。
売店のおじさんに聞きつつ、何とかダッシュで探し当てた。
(到着時間も適当なので、いつ出発するのかもよくわからない…)

3段寝台席は6人が向かい合うようになっており、
昼は下段に腰を下ろし、夜は壁にくくりつけてあるベッドを引き出し眠る。

私たちの席は外国人席になっており、すでに
イスラエル人2人、イギリス人、カナダ人が席についていた。
「HaHaaaaaaa!」なんて言いながら一緒に会話をしていたが、
みんなの英語が早くでほとんど何を言っているかわからなかった…。
カナダ人が「でっかい牛ステーキが食いたいぜッ!」と熱弁しているところだけ、よくわかった。


アーグラーの駅前は、悪質な客引きが多いと聞き警戒していたが、
実際はそこまでではなく、軽くあしらいつつ無事ホテルまでたどり着くことができ一安心。

バラナシ同様、北インドに属するアーグラーは気温45℃超えの酷暑。
オートリクシャの運転手や旅行会社のインド人も、さすがに休止モードなのかもしれない。

そんな中私たちは、インドではあまりにも有名な世界遺産「タージマハル」を見にやって来てしまった。
映像や写真では何度も目にしたことがある、一度はこの目で見てみたかったアレである。

昼間の暑さには耐えられないため、
翌朝5時半には起床し、6時半開園のタージマハルに向かった。

外国人の入場料は750ルピー(約1350円)と激高。
インド人は、10ルピー(約18円)である。

「75倍とは…」とブツブツ言っていたが、
すぐ目の前に飛び込んできた建物を前に、ため息がもれた。

でっかい! そして、美しい!

天文学的な費用と22年という歳月をかけて建てられたそれは、
どこから眺めても圧倒的な存在感を放っていた。

しかしこれが奥さんのためのお墓なのだというのだから驚きだ。
私だったら化けて出て「こんなことしなくていいから、しっかり国を治めなさい」とか、しかってしまいそうだ。

宮殿の中には、夫に溺愛されたアルジュマンド・バースー・ベーガム后と
シャー・ジャハーン皇帝の棺が、寄り添うようにひっそりと置かれていた。


あっ、何か見えてきた!

徐々に近づいてくる宮殿に圧倒される。

さらに近づくと繊細な模様が描かれている。本当に辛抱のいる作業だったろうなぁ。

大理石の上は、入り口で配られる靴カバーをはめて見学。
裸足であがりたいところだが、下が熱すぎるため断念。

敷地内にモスクもあるイスラムの地に、ブッダのTシャツを着ていってしまったのは失敗だった。

宿情報


Hotel Kamal
South Gate,Taj Mahal

・ダブル、エアクーラー、TV、水シャワーで850ルビー(TAX込み)
・日中も直接日の当たらない部屋だったため、エアクーラーで十分過ごせた
・アリの行列が次々現れるため、また大量殺戮をしてしまった…
・ダニ、蚊はなし
・レセプションのおじさんが親切
・ルーフトップレストランからタージマハルが眺められる
 が、この時期は暑すぎ。食べ物はやや割高。
*写真は廊下突き当たりにあった置物

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