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2013/07/14

【タンザニア/ヌングイ】美しすぎる海での非リゾート生活


ヌングイの海辺を歩く少女。

ザンジバル島で次に目指したのは北端に位置する「ヌングイ」。
(ストーンタウンからダラダラで2000シリング/約1.5時間)

のんびりしたジャンビアーニと比べるとグッとリゾート色が強くなる。

ビーチ沿いの宿をいくつか回ってみたが、ジメッとした古い宿でも
平然と「45USドル」とのたまう始末。
うぅ…、私たち貧乏パッカーには縁のないところだったのか…。

暑い日差しの中、20キロ近いバックパックを背負っているため
諦めと絶望を感じるのが早くなっている。だいたい20分くらい。

そんな中、地元ラスタマンたちが足しげく通う飲み屋のチーママと出会った。
もう歩きたくない私たちが「どこかいい宿ないですかー?」と聞くと
「いくらで泊まりたいの?」「MAX25ドルです」
「着いてきな」と、ファンキーなママがあごをしゃくった。

紹介された先は「James guest house」。
「私のブラザーがやってるの」と親指をたてるファンキーママ(推定34歳)。
ラスタマンたちの基本信念は「One Love」、みな兄弟なのだ。

宿のオーナーであるJamesは、ドレッドヘアが似合うこれまたファンキーな男性。
昼間はいかにも重そうなバーベルを持ち上げ筋トレをしていた。…敵に回してはならぬ…。
交渉の末、20ドルで泊まれることになった。

イスラム教徒の多いザンジバルは、この時期ラマダン(日の出から日没までの断食)だったが
ファンキーチーママが経営する飲み屋には、日没を待ちきれない人々が訪れ
こっそりバケツで(!)お酒を飲んでいた。
瓶ビールが1本2500シリング(約180円)と安いので私たちも連日お世話になった。

ボブ・マーリーのTシャツを着たわかりやすくフラフラした青年や、
まったく本気で誘う気のないダイビングツアーの説明人がやってきて退屈しなかった。

そして昼は海へ。
ここの海、透明度が半端ない!!
海が似合わない私たちもついついはしゃいでしまった。

見よ!このスケスケ水面!

あぁーー、セクシーショット!!

夕方になると息をのむダイナミックな夕焼けが広がる。
小学生当時マイフェイバリットだった合唱ソング「夕日が背中を押してくる」を
大声で歌いひとり悦に入った(ソプラノ担当)。

こんなに赤く、大きく、力強い夕日は初めて見た。

金持ちヨーロピアンは海辺の素敵なレストランで夕日を楽しむ。

貧しい私たちは持ち帰りしたご飯と魚2匹を食す。
&ビール&コニャギ(ジンライムのような味のする地元安酒)!
そして十分満足する。

しかし魚は食べていいのか不安になる鮮やかな黄色。
炭火で轟々と煮えたぎる油で豪快に揚げる。

さらにこの日はスペシャル食材、出国前に大阪の母か持たせてくれた昆布の佃煮をついに開封!
あふれ出る重層的なうまみに夫が昇天してしまった。

James guest houseから海までの道。徒歩5分。

安宿情報

James guest house(ジェームス ゲストハウス)

・キングサイズベット2つが並ぶダブルで20ドル(要交渉)
・キレイな宿というわけではないが中庭があり開放的で住めば都
・メインビーチから南へ約5分
・詳細はBar PolePoleにて(村人に聞いてもわかるかもしれない)
・日本人パッカー御用達だったJambo Brotherは35ドルで汚い。スタッフもやる気なしだったため止めた

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