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2013/11/04

【トルコ/トラブゾン2】おいしいイワシとビールがあれば、私はとても幸せ

港町のトラブゾン。黒海で獲れた新鮮なハムスィ(イワシ)がいっぱい。

トラブゾンは、イランビザを取る以外は特に見所のない場所だと聞いていた。
が、決してそんなことはない。
私の中で、トラブゾンはトルコイチお気に入りの街となった。

その一番の理由は、おいしい「イワシ(ハート)」が食べられること!
黒海に近いここトラブゾンでは、新鮮でおいしいイワシを出す店が多く、魚好きの私たちにはたまらない街だった。

だいたい1皿8TL(約400円)を2人で分けてちょうどいいたっぶりサイズ。
トルコ料理の多くはパンが無料でつくためお腹を膨らませるには十分だ。
別にお米を頼むこともできる。フィッシュスープもおすすめだ。


絶品だったフィッシュスープ。
これに関しては、トルコ料理が世界三大料理に入っていてもよしとする。

で、またそのイワシにはビールがよく合う!
トルコは言わずと知れたイスラム国家だが、思っていたよりずっと戒律はゆるいようで
特にトラブゾンでは(先に紹介したイズミールもそうだが)普通に酒屋を見つけることができる。

街中には1日5回コーランが流れてはいるが、みんな特に気に留めるでもなく
むしろ「ちょっとうるさいな」と思っているのではないかというほどの反応のなさ。

一応、お酒を買うと慎みをもってか黒いビニール袋に包まれて出てくるが…。
私たちもアホ外国人だと思われないよう「昼と夜で行きつけの酒屋を変える」という頭脳プレイで
楽しすぎるイワシ with ビールライフを送った。
(一応、ビザを待っているという名目あり)

美しいイ・ワ・シ(ハート)

ビールを一緒に飲みたいので、ロカンタ(食堂)からの持ち帰りが定番。
サラダ、パンはセットで付いてくる。
ビール(EFES)は軽い味でいくらでも飲めそう(1本4.5TL1=約225円)。

トラブゾンの街が楽しいもうひとつの理由は、かなり広範囲に広がる商店街だ。
街の中心部にはしゃれた洋服屋が並び、さらに東へ向かって奥へ奥へと進むと
市場や日用雑貨店などがひしめき歩いているだけでワクワクしてくる。
(毎度のことながら、カラフルな洗面器を見ると買いたい衝動を抑えるのが大変)

街行く人々も陽気でやさしく、10分ほど通りを行けば、
パンをもらったりミカンをもらったりと至れり尽くせり。たくさんのやさしさに触れることができる。
うーんトルコ、やっぱりいい国だ。

古い家並みをかきわけながらの路地歩き。

高台に上れば、小躍りしたくなるような美しい街が見える。
(イラン用に購入したロングスカート¥250 をはいて)

小学校の前を通りがかるとリコーダーの演奏を聞かせてくれた。
後、先生に呼び出されて怒られる。ごめんね!!

マネキンもこの通りトルコ風。体の線を美しく見せるおしゃれコート。

トラブゾンで有名なのが「デカイパン」。
(名物がデカイパンという飾り気のなさも、トラブゾンを好きにさせる理由のひとつ)

顔の大きさには定評のある私だが、トラブゾンのパンと並べば小顔に見える。てへてへ。

キレイな野菜に囲まれた、いい顔してるおじさん。

パン屋を覗いていたら釜の中まで見せてくれた!
あと、食べかけの昼食もわけてくれた!

街中で出会ったおじいさん。何を言っていたかは不明。基本的に顔の距離近し。

街歩きのお気に入り。ゆでとうもろこし(2TL=約100円)。

デカイパンを物色するトルコおばさん。
いいシーンだな、と思う。

おいしい食事と、人のやさしさ──
トルコの醍醐味を存分味わうことのできる街。

イランビザもいいが、イワシもいいぞ。トラブゾン。

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